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生成AIとノーコード連携で実現したメール・資料作成の自動化と全社AI活用の推進

士業向けマーケティング支援を手がける同社は、生成AIへの関心はあるものの現場業務への落とし込みができず、活用が一部メンバーに留まっていた。本事例では、ノーコード連携ツールと生成AIを組み合わせたメール下書き自動化ワークフローの構築を軸に、AI顧問としての継続伴走・研修・活用状況の可視化までを一体で提供。非エンジニア中心の組織でも全社的なAI活用が前進した。

生成AIとノーコード連携で実現したメール・資料作成の自動化と全社AI活用の推進
約85%削減
メール作成
約75%削減
資料作成
約90時間
月間削減

プロジェクト概要

同社は法律事務所をはじめとする士業向けにマーケティング支援を提供する企業である。集客チャネルが分散し、電話オペレーターの架電工数も大きく、全社的なAI活用の推進余地が大きい状態だった。生成AIへの関心自体は高かったものの、実際の業務にどう活かすかが分からず、非エンジニアの多い環境ではツール導入のハードル自体が高い。「興味はあるけど動けない」状態が長く続いていたことが最大の課題だった。

そこで本プロジェクトでは、まず日々の負荷が最も大きいメール対応の自動化に着手した。ノーコード連携基盤のMakeを中核に据え、ChatGPTとGmailをAPI連携させ、受信メールの内容に応じてAIが返信下書きを自動生成するワークフローを構築。1件ずつ手作業で書いていたメール対応を、AIによる下書き支援で大幅に短縮した。Makeがトリガー検知とサービス間のデータ受け渡しを担い、ChatGPTが文面生成を、Gmailが下書き保存を担当する構成である。

技術導入と並行して、AI顧問として複数期にわたり継続的に伴走。月例セミナー・AI研修・自動化コンサルを通じて現場のAIリテラシーを底上げした。さらに電話基盤Zoom Phoneでの架電をAIに置き換える「AIコール」を検討し、集客手法に合わせたオペレーター稼働の見直しも提案。AI活用状況を可視化して社内共有することで、投資対効果を可視化しながら継続的に改善するモデルを確立した。非エンジニア中心の組織でも定着が進み、全社的なAI活用が前進している。

Before → After

導入前の課題と、AI活用支援によって変わったポイント。

Before|課題
  • 生成AIへの関心はあるが、実際の業務にどう活かせばよいか分からず活用が進まない
  • AI活用が一部の限られたメンバーに留まり、全社に広がっていなかった
  • 非エンジニアが多くツール導入・設定のハードルが高い
  • メール対応を1件ずつ手作業で行っており、多い場合で1日3時間を要していた
  • 資料作成にも多くの工数がかかっていた
  • 集客チャネルが分散し、電話オペレーターの架電工数が大きかった
After|成果
  • メール作成にかかる工数を約85%削減した
  • 資料作成にかかる工数を約75%削減した
  • 月間で約90時間の業務時間を削減した
  • 1日3時間かかっていたメール作成が30分以内に収まったケースが生まれた
  • 非エンジニア中心の組織でも『興味はあるけど動けない』状態を脱し、全社的なAI活用が前進した
  • 顧問から継続契約へと発展し、AI活用の可視化を伴う継続支援のモデルケースとなった

開発の進め方・取り組み

要件定義から実装まで、デジライズが元請・PMとして伴走した具体的な流れ。

1
現場負荷が最大のメール対応を最初の自動化テーマに設定し、ノーコードで実装できる範囲からスモールスタートした
2
Makeをハブに、受信をトリガーとしてChatGPTで返信文面を生成し、Gmailに下書き保存するワークフローを構築した
3
ChatGPTへのプロンプト設計で、業務の文脈に沿った返信下書きが生成されるよう調整した
4
AI顧問として複数期にわたり継続契約し、月例セミナー・AI研修で非エンジニアでも扱える形にAIを浸透させた
5
電話基盤Zoom Phoneでの架電をAIに置き換える『AIコール』を検討し、電話番号発番・通話料実費の2軸モデルで設計した
6
AI活用状況を可視化して社内共有し、効果を確認しながら継続改善する運用サイクルを整えた

開発した機能・モジュール

本案件で構築した主な機能群。

メール下書き自動生成ワークフロー
Make・ChatGPT・Gmailを連携し、受信メールの内容に応じてAIが返信下書きを自動生成してGmailの下書きに保存する。手作業だったメール対応を下書き支援で大幅に時短する。
ノーコード連携基盤(Make)によるサービス間オーケストレーション
トリガー検知から各サービスへのデータ受け渡しまでをMakeで組み、コードを書かずに複数SaaSをつなぐ自動化フローを実現する。
AI顧問による継続伴走支援
月例セミナー・AI研修・自動化コンサルを複数期にわたり提供し、非エンジニア中心の組織にAI活用を定着させる。
AIコール(電話対応AI)の検討・設計
電話基盤Zoom Phoneでの架電をAIに置き換える構想を、電話番号発番・通話料実費の2軸モデルで設計・検討する。
AI活用状況の可視化
社内のAI活用状況を可視化して共有し、効果測定と継続的な改善のモデルケースとする。

使用したAIツール・API・技術

この開発で採用した主要な技術と、その役割。

Makeノーコード連携基盤。メール受信のトリガー検知と、ChatGPT・Gmail間のデータ受け渡し・ワークフロー全体のオーケストレーションを担う
ChatGPT受信メールの内容をもとに、業務文脈に沿った返信下書きの文面を生成する
Gmail生成された返信文面を下書きとして保存し、担当者が確認・送信できる状態にする
Zoom Phone既存の電話基盤。この架電をAIに置き換える『AIコール』の検討対象とした

システム構成

アーキテクチャの概要
Make をハブとしたノーコードのイベント駆動ワークフロー構成。メール受信をトリガーに、ChatGPT が返信文面を生成し、Gmail に下書きとして書き戻す3サービス連携が中核となる。加えて AI顧問による研修・可視化を運用面のレイヤーとして重ね、技術導入と組織定着を一体で回す。

案件プロフィール・技術タグ

規模: 全社的なAI活用推進を対象とした継続支援案件(複数期にわたる継続契約)

AIコンサルMakeChatGPTGmailZoom Phone

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