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進行中建設AI開発

公共土木の暗黙知を組織知へ、Claude API×Supabaseで束ねる業務AIプラットフォーム

公共土木を手がける同社は、社長自らがClaudeで業務システムを内製するほどのAI内製力を持ちながら、現場原価管理・入札分析・暗黙知継承といった基幹業務が属人化・手作業に留まっていた。ヒアリングで4つの根深い課題を特定し、Claude APIとSupabaseを基盤に5つのアプリ群を束ねた業務AIプラットフォームを設計。現場入力から入札スコア予測、RAGによるナレッジQ&Aまでを一気通貫で内製化する提案を進めている。動くモックと提案ダッシュボードはVercel上に公開済みで、試算では基幹業務の工数を最大98%削減する見込みだ。

公共土木の暗黙知を組織知へ、Claude API×Supabaseで束ねる業務AIプラットフォーム
月60h→10h
現場原価集計
4h→5分
月次レポート
約12ヶ月
投資回収
年約102%
試算ROI

プロジェクト概要

同社は公共土木を主力とする建設事業者で、社長自身がClaudeを用いてSupabase連携の業務一元化を実装済みという、業界でも極めて稀な内製力を備える。AI/ESGリスキリング研修の福利厚生導入も対外公表するなど先進的な土壌を持つ一方、現場に目を向けると根深い課題が残っていた。現場原価管理が手打ちのExcelに依存して予実把握が遅延し、入札資料は属人化、総合評価方式における他社の持ち点予測は担当者の個人管理に閉じていた。加えてエース社員が抱える暗黙知が組織に蓄積されず、社長と一般社員の間でAI活用度が二極化していた。ヒアリングを通じ、単なる効率化ではなく「暗黙知の組織知化」を本質テーマに据えた。

これを解くため、Claude APIとSupabaseを中核に据えた業務AIプラットフォームを、5アプリ群・22ワークパッケージ・約1,000時間の受託開発として設計した。第一に現場原価管理アプリはPWAとして構築し、現場からの3タップ入力とWhisperによる音声入力で記録負荷を最小化、PDF帳票出力とSlack/Teamsへの自動通知まで組み込んだ。第二に入札分析ハブは、案件を1ページで俯瞰するビュー、評価項目のレーダーチャート、Claudeによるスコア予測と勝率分析、提出書類の自動生成を備える。第三にナレッジベース+AI Q&Aは、RAGで社内文書を検索可能にし、さらに暗黙知を構造化ヒアリングするAIで属人ノウハウを引き出して蓄積する。

基盤層はSupabase認証と4ロールのRLS(行レベルセキュリティ)で権限を分離し、PWA配信・MFA・監査ログ・暗号化までを標準実装。統合テストとマニュアル動画10本を含めた導入設計とし、動くモックと提案ダッシュボードをVercelに公開して意思決定を支援している。試算では現場原価集計を月60時間から10時間へ、月次レポートを4時間から5分へ短縮する見込みだ。

Before → After

導入前の課題と、AI活用支援によって変わったポイント。

Before|課題
  • 現場原価管理が手打ちのExcelに依存し、予実の把握がリアルタイムに追随できず遅延している
  • 入札資料の作成が特定担当者に属人化しており、総合評価方式での他社の持ち点予測も担当者の個人管理に閉じている
  • エース社員が持つ現場ノウハウ(暗黙知)が組織に蓄積されず、退職・異動で失われるリスクがある
  • 社長は自らClaudeで内製できる一方、一般社員のAI活用は進まず、社内でAI活用度が二極化している
  • 月次レポートの集計に多くの工数がかかり、経営判断のための数字が出てくるまでに時間差が生じている
  • ナレッジ検索が体系化されておらず、必要な過去情報を探すのに時間を要している
After|成果
  • 現場原価集計を月60時間から10時間へ短縮(約83%削減)する試算
  • 月次レポート作成を4時間から5分へ短縮(約98%削減)する試算
  • 入札資料の作成を20時間から5時間へ短縮(約75%削減)する試算
  • ナレッジ検索を30分から30秒へ短縮(約98%削減)する試算
  • 30名換算で月約1,700時間の生産性改善を見込み、投資回収は約12ヶ月・年間ROIは約102%と試算
  • エース社員の暗黙知を構造化ヒアリングAIとRAGで組織知化し、属人化と社内のAI活用二極化の解消を狙う

開発の進め方・取り組み

要件定義から実装まで、デジライズが元請・PMとして伴走した具体的な流れ。

1
5/8のヒアリングで現場課題を掘り下げ、4つの根深い課題を特定。単なる効率化ではなく『暗黙知の組織知化』を本質テーマに設定し、5アプリ群・22ワークパッケージ・約1,000時間の受託スコープとして構造化した
2
現場原価管理をPWAで構築し、3タップ入力とWhisperによる音声入力で記録負荷を最小化。PDF帳票出力とSlack/Teams自動通知を組み込み、現場から経営までの原価データフローを一気通貫にした
3
入札分析ハブをClaude APIで実装。案件を1ページで俯瞰するビュー、評価項目のレーダーチャート、AIによる持ち点スコア予測・勝率分析、提出書類の自動生成を搭載し、属人化した入札業務を標準化した
4
ナレッジベース+AI Q&AをRAG構成で構築。社内文書をベクトル検索可能にし、加えてClaudeによる構造化ヒアリングAIでエース社員の暗黙知を引き出して蓄積、組織知として再利用できる形にした
5
基盤層をSupabase認証+4ロールRLSで設計し、MFA・監査ログ・暗号化を標準実装。PWA配信で端末を選ばず、統合テストとマニュアル動画10本で定着まで含めた導入設計とした
6
動くモックと提案ダッシュボードをVercelにデプロイして公開し、実際の操作感を見せながら6ヶ月・段階リリースの導入計画とROI試算を提示した

開発した機能・モジュール

本案件で構築した主な機能群。

現場原価管理PWA(3タップ入力・音声入力)
現場から3タップで原価データを入力でき、WhisperによるAI音声入力で手打ちを不要にする。PDF帳票の自動出力とSlack/Teamsへの通知で、入力から共有までを現場完結にする。
入札分析ハブ(AIスコア予測・勝率分析)
案件を1ページで俯瞰する1ペーパービューと評価項目のレーダーチャートを備え、Claude APIで総合評価方式の持ち点スコアと勝率を予測。提出書類の自動生成まで行い、属人化していた入札業務を標準化する。
ナレッジベース+AI Q&A(RAG)
RAGで社内文書をベクトル検索し、自然言語で質問すると根拠付きで回答するナレッジQ&A。ナレッジ検索を大幅に高速化する。
暗黙知の構造化ヒアリングAI
Claudeがエース社員に構造化された質問を投げかけ、言語化されていない現場ノウハウを引き出して整理・蓄積し、組織知として再利用可能にする。
認証・権限基盤(4ロールRLS・MFA・監査ログ)
Supabase認証と4ロールの行レベルセキュリティ(RLS)で権限を分離し、MFA・監査ログ・暗号化を標準実装。PWA配信で端末を問わず安全に利用できる。
統合テスト+マニュアル動画・提案ダッシュボード
5アプリを横断する統合テストと、操作を解説するマニュアル動画10本を整備。動くモックと提案ダッシュボードをVercelに公開し、導入判断を支援する。

使用したAIツール・API・技術

この開発で採用した主要な技術と、その役割。

Claude API入札分析ハブでの持ち点スコア予測・勝率分析、提出書類の自動生成、ナレッジQ&Aの回答生成、暗黙知の構造化ヒアリングAIの中核エンジンとして利用
Supabase認証基盤と4ロールの行レベルセキュリティ(RLS)、データストア、MFA・監査ログ・暗号化を含む権限・セキュリティ基盤として利用
Next.js5アプリ群のフロントエンド/アプリケーション実装フレームワークとして利用
RAG社内文書をベクトル検索可能にし、根拠付きで回答するナレッジベース+AI Q&Aを構成する検索拡張生成の手法として採用
PWA現場原価管理アプリを端末非依存でインストール・利用できるようにするプログレッシブWebアプリ方式として採用
Whisper現場原価管理アプリの音声入力機能として、話した内容をテキスト化し手打ちを不要にするために利用
Vercel動くモックと提案ダッシュボードのホスティング・公開先として利用し、導入前に操作感を提示

システム構成

アーキテクチャの概要
フロントエンドはNext.jsで5アプリ群を構築し、現場原価管理アプリはPWAとして端末を選ばず利用できる。バックエンドとデータ・認証基盤はSupabaseに集約し、4ロールのRLSで権限を分離、MFA・監査ログ・暗号化を標準実装している。AI層はClaude APIを中核に、入札スコア予測・書類自動生成・Q&A・暗黙知ヒアリングを担い、社内文書はRAGでベクトル検索可能にする。音声入力はWhisper、モックと提案ダッシュボードのホスティングはVercelを用いる。

案件プロフィール・技術タグ

規模: 30名規模・5アプリ群・22ワークパッケージ・約1,000時間・6ヶ月の受託開発スコープ

AI開発Claude APISupabaseNext.jsRAGPWAWhisperVercel

御社の課題も、動くシステムに。

要件定義から本番開発・運用まで、AI実装パートナーとして一気通貫でご支援します。

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