創業102年、地域シェアNo.1を誇る業務用酒類卸の同社は、基幹システム・LINE受注・顧客管理ツールが分断され、業務が属人化・手作業に依存していた。同社はClaude Codeを主軸としたAI開発コンサルを採用し、全社に散らばる18件の業務課題を洗い出して優先度を付け、最優先のLINE問い合わせ進捗管理ダッシュボードをモック構築するところまで到達した。月20時間・少人数の伴走体制で、業務改善から営業マーケ強化、さらに同業への外販までを見据えた3段階ロードマップを描いている。

同社は取引先約1,000件・取扱品目8,000点・配送トラック12台を擁する業務用酒類卸で、地域シェアはNo.1、2番手の約4倍という規模を持つ。一方で、基幹システム・LINE受注システム・顧客管理用のAppSheetアプリ・社内連絡用のGoogle Chatといったツールは揃っているものの、それぞれが分断され、業務は担当者の記憶と手作業に依存する属人的なものだった。経営層は「仕事を完結までやり切れる構造に変える」ことをDXの定義に掲げ、全社的なデジタル変革に着手した。
本プロジェクトでは、Claude Codeを開発の主軸に据えた月20時間の伴走型コンサルティングを実施した。まず対面ヒアリングで、LINE問い合わせの進捗管理・引き継ぎ漏れ、売掛買掛照合の手作業、価格改定メールの手動処理、配送スタッフ評価の不透明さなど18件の業務課題を抽出し、課題一覧Excel(v1〜v3)に整理して優先度を確定。Phase1=業務改善/Phase2=営業マーケ強化/Phase3=同業向けDX外販という3段のロードマップへ落とし込んだ。
第一弾として最優先課題であるLINE問い合わせ進捗管理に着手。Claude Codeで進捗管理ダッシュボードのモックを構築し、既存のGoogle Chatへの通知連携を実装、ngrokでデモ環境を公開してデモを実施した。今後はGCP環境への複製と本番リリース、売掛買掛照合の自動化、配送スタッフのクエスト型キャリア可視化へと展開し、蓄積した知見を同業の地方卸へDXサービスとして外販する構想まで視野に入れている。
導入前の課題と、AI活用支援によって変わったポイント。
要件定義から実装まで、デジライズが元請・PMとして伴走した具体的な流れ。
本案件で構築した主な機能群。
この開発で採用した主要な技術と、その役割。
規模: 取引先約1,000件・取扱品目8,000点・配送トラック12台規模の業務用卸